京都には17の世界遺産、奈良には和歌山県、三重県にまたがる世界遺産を含めて3つの世界遺産があります。
そのどれもがじっくりと味わいたい重みのある観光スポットなので、時間をかけてゆったりとめぐりたいものです。
■ 京都・奈良の世界遺産巡り…モデル日数、旅費について
京都には17の世界遺産、奈良には和歌山県、三重県にまたがる世界遺産があり、1日で全てのスポットを回ることはできないので、何日かに分けて観光することをおすすめします。
≪京都の世界遺産を1日で巡るコース≫
春の桜や秋の紅葉など四季折々に移り変わる美しさを堪能できる清水寺、清水寺の境内にある地主神社をお参りした後、絢爛豪華な障壁画や欄間彫刻の美しさを堪能できる二条城、池泉回遊式庭園が広がる銀閣寺、金箔に彩られた舎利殿と美しい庭園のある金閣寺、立体曼荼羅などの貞観彫刻が保存されている東寺の順に巡るコースです。
1日で巡る場合、観光タクシーを利用すると効率よく回ることができます。
≪京都の世界遺産を3日で巡るコース≫
平等院→宇治上神社→醍醐寺→二条城→本願寺→東寺、西芳寺→天龍寺→高山寺→仁和寺→龍安寺→金閣寺、上賀茂神社→下鴨神社→延暦寺→銀閣寺→清水寺というように、移動しやすい位置にあるスポットを巡るようにコースを決めます。
あまり詰め込み過ぎると、拝観時間を過ぎてしまい、入場できなくなることもあるので注意しましょう。
≪奈良の世界遺産を3日で巡るコース≫
奈良市内にある8か所の世界遺産 東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡は、観光バスや観光タクシーで半日から1日かけて巡ることができますが、3日間かけて奈良市内を散策しながらゆっくり回るコースがおすすめです。
1日目は興福寺→春日大社→東大寺を巡ります。
興福寺にはたくさんの文化財があり、春日大社への道のりでは鹿を見ることができます。
最後に訪れる東大寺は有名な大仏様と大仏殿の他にも、二月堂、法華堂、戒壇堂などが広い敷地内に点在しているので、じっくり見学しようと思うと半日かかります。
2日目は朱雀門、平城京歴史館、平城宮跡資料館などがある平城京跡→奈良時代からある東塔、国宝 薬師三尊像などがある薬師寺→唐招提寺、3日目は世界最古の木造建築である法隆寺、法起寺を中心に、その周辺にある中宮寺、法輪寺を巡ります。
≪旅費を抑えるコツ≫
京都・奈良旅行で旅費を抑える為には、宿泊費、交通費、食費です。
ウィークリーマンションを利用すると、ホテルよりも宿泊費が抑えられること、キッチンや家電、調理器具が整っているので、自炊できることというメリットがあり、旅費を抑えることができます。
交通費は、グループ旅行の場合には観光タクシーが割安ですが、一人旅の場合は、バスや電車のフリーチケット、陽気のいい季節にはレンタルサイクルがおすすめです。
■ 奈良と京都を結ぶ交通ルート
奈良と京都を結ぶ交通ルートにはJRを利用する方法と、近鉄線を利用する方法があります。
JR奈良駅と近鉄奈良駅は、隣接していず、歩いて15分ほどの距離があるので、京都から奈良へ移動する場合は、行き先に近い方の駅を選ぶようにしましょう。